唐辛子との出会い

昭和6年に東京の下町、江東区深川で創業しました。
社名の通り黒いウスターソースを主に製造販売しておりました。
その後、各種タレや漬物の調味液も製造販売するようになりました。

1998年頃、キムチブームが始まり漬物会社さん向けに大量のキムチの素を製造販売するようになりました。 私が工場長の頃、「キムチの素」の需要はさらに伸びましたが、困った事がおこってきました。 キムチの主原料である「唐辛子」の品質が一定せず、辛さにバラツキが生じたり、色のバラツキ (赤過ぎたり、赤黒くなり過ぎたり・・・)が生じたり・・・。
まさにクレームと返品の山でした。
世の中のキムチブームで「唐辛子」の需要が急に伸びたために、良質の「唐辛子」の供給が追いつかなかったようです。
いくらスパイスの輸入商社にお願いしてもなかなか思うような良品質の唐辛子は手に入りませんでした。 これは何とかしなければ・・・。

実はそこからが現在の「唐辛子への道 ハクタカ」の開店につながっていくのです。 「唐辛子」は、当社の創業商品であります「ウスターソース類」にも使用しています。 しかし、使用量が僅かなことから私はその知識がほとんどありませんでした。 これは業者さん任せにせず、独自で勉強をするしかない。

と、まず「唐辛子」に関する様々な資料・本・雑誌を読みあさりました。どの位読んだでしょうか・・・。 とにかく、題名に「唐辛子」「とうがらし」「トウガラシ」「辛い」「激辛」といった文字があれば 全て買って読破しました(笑)

一番感銘を受けた本は、インド人の【アマール・ナージ】氏の書いた【トウガラシの文化誌】という本です。

トウガラシの文化誌/著:アマール・ナージ

トウガラシの文化誌/著:アマール・ナージ

この本の帯が面白いでしょう!

【「第五の味覚」の謎と快楽】

【やめられない、とまらない。覚醒と陶酔。歴史を変え、人生を熱くする強力な魅力】です!(笑)

この意味については、後日この【店長ブログ】で書きます!

そして、この本【トウガラシの文化誌】や他の様々な資料・本・雑誌を読んだ、その時の感想・・・
「うぅんんんんーーー唐辛子って面白い!!」という、 なんと表現してよいか、最愛の恋人にでも出会ったようなトキメキでした。
「こんなに面白い食材が世の中にあったんだーーー」。
「唐辛子ってこんなに種類があったのか・・・」。
「唐辛子って世界中で一番愛されている食材かも・・・」。
「世界旅行に行って世界の唐辛子を食べてみたいなーーー」。
「唐辛子に一生関わって生きたい」
とすでに「唐辛子マニア」へと変身していました(笑)。

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